2018秋の新製品グローブ 『開発者インタビュー』
この秋、グローブは3つのモデルが同時に発売されました。
そこで、開発・企画部でグローブの開発・企画を担当する浦川優一にそれぞれの魅力を聞きました。
BATSU FIT

第1回 W素材&Wベルトが想像以上の性能を発揮する「バツフィットナノ」

2018秋の新製品グローブ 『開発者インタビュー』

■なぜ天然皮革とナノフロント®(合成繊維)のW素材にこだわったのですか?

キャスコは常に天然皮革、合成皮革共に様々な素材を探求しています。その中でノンスリップ性・耐久性のあるナノフロント®と出会いました。素材にはそれぞれ特徴があるのですが、ナノフロント®はグリップ力を発揮しますが、伸縮性が余りありませんでした。そのためグローブ全体に使用するとフィット感や手入れ感が損なわれます。そこで、フィット感やフィーリングの良い天然皮革とかけ合わせ、両素材の良いところを最大限に引き出すグローブにしました。
BATSUFIT

■「ナノ」ってとても小さい単位ですよね。ナノフロント®はどんな素材ですか?

直径700ナノメートル、断面積が髪の毛の7500分の1ほどの小ささの超極細ポリエステル繊維です。ナノフロント®で編まれた生地表面のナノサイズの凹凸が大きな摩擦力を発揮するのでグリップ力を発揮します。吸汗速乾性と柔軟性にも優れているので、グローブのほかに寝具やコスメ雑貨にも使われていますよ。

■2つの素材を組み合わせると製造は難しくなりませんか?

そうですね。天然皮革と合成繊維では生地の伸び率が違うので、縫製には技術が必要となります。なので、自社工場の熟練した職人が担当しています

■ベルトも特徴的なWバンドですね。普通の1つのバンドとはどう違うのでしょうか?

やはりフィット感ですね。普段使っているグローブでも甲のベルト上部分がだぶつく方もいらっしゃるのですが、Wバンドの場合締める面積が大きくなる分しっかりフィットさせることができます。また、「飛びのひと締め」と謳っているように、グッとフィット感が増すのでスイングも安定しますよ。

■では、どんな方にオススメでしょうか?

素手感覚でプレーしたい方、ですね。ナノフロント®を使った生地は薄いです。そして、甲部分は天然皮革とWバンドでフィット感が良い。素手に近い感覚でグリップしていただけます。その上、グリップ力・耐久性も兼ね備えているので「欲張り」なモデルですよ

グリップ力・フィット感・耐久性のすべてを求める「欲張りなゴルファー」の方にぜひ使っていただきたいですね。

次回は「粋グローブ」についてお伺いします。

※ナノフロント®は帝人フロンティア(株)の素材です。